親子で楽しめる体験型施設
『自然と科学のミュージアム 森の工舎』

本施設は、ナチュラルサイエンス・ナチュラルアイランドのフラッグシップ拠点である
「ナチュラルスキンケア工園 ナチュの森」の中に新たに誕生したミュージアムです。

ナチュラルサイエンス・ナチュラルアイランドのモノづくりの根源でもある”自然と科学”をテーマとした森の工舎は、2013年に廃校となった旧虎杖中学校をリノベーションして誕生しました。館内では、フレグランスデザイナー監修の「香りのラボ」、本格的な蒸留を間近で体験できる「蒸留実験室」、知的好奇心を刺激する「ライブラリー」「えほんの部屋」、5メートルの屋根型天井が特徴的な「ギャラリー」のほか、倶多楽湖の湧水を使ったオリジナルドリンクや、理科実験雑貨も取り揃える「蒸留カフェ&ショップ」など、科学体験を通じたさまざまな発見や学びを楽しむことができます。

生まれ変わった教室たち

「森の工舎」は、あそびや実験を通じて
”不思議を探求する科学のワクワク・ドキドキ”を
体験することのできるミュージアム。
生まれ変わった新しい学び舎を紹介します。

香りのラボ

「香り」の不思議を体験

「香りのラボ」では、香りの不思議を体験する展示に加え、たくさんの香りから今の自分に合ったものを見つけることができるパフュームバーも。
ここでは、ナチュラルアイランドの製品に使われている精油の香りを比べることもできます。
お子さまから楽しめる香りのクイズや、精油のもととなる素材の展示などで、「香り」にまつわるワクワクを体験いただけます。

香りのブレンド過程を学ぶ

展示の一画では「調香」という香りをブレンドする過程も体感できます。フレグランスデザイナーが考えるプロセスと世界に触れてみませんか。

お気に入りの香りを見つける

実際に「ナチュラルアイランド」の製品に使われている精油の香りを体験できるほか、その原料も展示されています。自分のお気に入りの香りとその効果を知ることができます。

見て・触れても楽しめる

香りにまつわる歴史や言葉、不思議を壁いっぱいに展示。
お子さまから大人まで楽しめるクイズもあり、嗅覚はもちろん、見て・触れて・考えて楽しめる工夫がいっぱいです。

蒸留実験室・アトリエ

蒸留の仕組みを学ぶ
モノづくりを体験する

「蒸留実験室」では、蒸留の仕組みと過程をわかりやすく展示。実際に原料抽出でも使用する、日本に数台しかない特別な蒸留器を見学することができます。運が良ければ実際に蒸留している現場を見られることも(蒸留は不定期に実施しています)。
またワークショップで、モノづくり体験もできます。

子どもに戻った気持ちで、モノづくり

蒸留実験室に広がるスペースでは、大人向けのワークショップを実施。理科室で使われていた教材を使って、学校での授業を思い出すようなアロマミストづくりのワークショップ(有料)などを体験することができます。

体験を通して、好奇心を育む

かつて音楽室だった教室は、子ども向けのワークショップなどを開催する「アトリエ」に。お子さまが自分で選び、考え、手を動かし、モノづくりを完成させる体験を通して、好奇心を育みます。

科学のワクワクの世界を親子で楽しむ

常設のほか季節で変わる、子どもから大人まで楽しめる様々なワークショップを開催。手を動かし、感性を広げて、自由な発想を楽しんでください。
かたく四角いアタマも、やわらかくまん丸に。

ライブラリー

自分の好奇心を発見できる空間

ガーデンを一望する2Fには〈自然の恵みと豊かな暮らしの発見〉をテーマに選書された約3,000冊の本を楽しむことのできるライブラリーがあります。手に取りやすい雑誌や漫画から、一般には流通していない自費出版本、希少価値の高い古書まで取り揃えています。太陽と倶多楽湖をモチーフにした天井に見守られながら、本に囲まれたひと時をお過ごしください。

素敵なセレンディピティ

”森とあそぶ”、”明日ハーブを植えよう”、”子どものそばにいる人へ”、”カラダスイッチ”など、様々な視点・テーマが並ぶ本棚は、眺めているだけでもワクワク。きっと思いがけない好奇心を発見できます。

まじめも遊びも

活字ばかりが"知恵”や"気づき”ではありません。このライブラリーには、いろいろな図鑑や、大人も楽しめる絵本、北海道にちなんだ漫画も取り揃えています。来るたびに違う棚を覗いて、好奇心の幅を拡げましょう。

時間を忘れて没頭する

ゆっくりと読書に集中できるよう座席にもこだわりが。ガーデンを見渡すソファ席や、本に囲まれたおこもり席、調べものに最適なデスク席など、気持ちにあった場所で思い思いの時間をどうぞ。

えほんの部屋

子どもにもワクワク・ドキドキを

「えほんの部屋」は日本や海外の約1,000冊の絵本や玩具を楽しむことのできる、0歳〜12歳の親子のための特別な部屋。モコモコのクッションに囲まれた赤ちゃんの部屋やミニ劇場があり、紙芝居などのイベントも開催予定です。

親子の時間が特別なものに

靴を脱ぐモコモコクッションの上では、お子さまもすぐにリラックス。心ゆくまで気になる絵本を楽しみましょう。土日祝は、不定期でスタッフによる絵本の読み聞かせも実施しています。

絵本の"好き”が見つかる仕掛け

「色あそび」をテーマにした壁一面の絵本をくぐり抜けて部屋にどうぞ。入り口を彩る絵本の色は季節と一緒に変わります。多彩な色や画材による絵のタッチの違い、いろいろな色味や表情など、部屋に入る前からきっと絵本の"好き”が見つかります。

子どもの"やりたい”が、すくすくと

部屋の奥にある"赤ちゃん部屋”には積み木やマグネットなどの玩具も。お子さまが安心して遊べて、自分の"やりたい”がすくすくと伸びる、ワクワクやドキドキが詰まっています。

蒸留カフェ

俱多楽湖の湧水を、五感で楽しむ

「蒸留カフェ」では理科の実験器具などを使って俱多楽湖の湧水で淹れた水出しコーヒーをはじめ、ハンドドリップコーヒー・オリジナル蒸留ドリンクや軽食、季節のドリンク・スイーツをご用意しています。
味や香りを引き立てる倶多楽湖の湧水を使ったメニューと共に、ゆっくりとしたひと時をお楽しみください。

ゆったりと寛げる空間

校舎の構造と木の家具のぬくもりが調和する空間で、ゆったりとした時間を。家族や友人との大切な時間はもちろん、おひとりでのリラックスタイムにもピッタリです。

見ても楽しめるカフェの器具

フラスコ、ビーカーなど理科室でおなじみのガラス器具で組み立てられた水出しコーヒー装置。6~8時間かけて、ゆっくりと抽出される様子は、目でも楽しめます。

蒸留器を使ったオリジナルドリンクも

カウンターでは国産ショウガなどを蒸留。タイミングが良ければ間近で蒸留をしている様子を見られます。蒸留実験室で学んだ仕組みをおさらいしながら、オリジナルドリンクと共に、立ち上る素材の香りや音も楽しむことができます。

蒸留ショップ

自然と科学で、毎日の生活を楽しく豊かに

「蒸留ショップ」では、オリジナルのアロマミストやアロマキャンドルや、ナチュラルサイエンス・ナチュラルアイランドのスキンケア商品、理科をコンセプトにしたインテリアアイテム・雑貨、普段の生活が豊かになる選りすぐりの商品を取り揃えています。また「ナチュの森」で育てている花などを素材にしたオリジナルリースや、ドライフラワー、ガーデングッズも販売。
花にまつわるワークショップも随時開催しています。

森の工舎だけの限定アイテム

オリジナルのアロマミストやアロマキャンドルなど、森の工舎でしか買えない限定アイテムはお土産にピッタリ。「香りのラボ」で体験したお気に入りの香りを、ぜひ大切な人やご自身にどうぞ。

色と香りを閉じ込めたドライフラワー

蒸留ショップの奥には、秘密の小部屋のようなドライフラワー専用部屋があり、ナチュの森のガーデンで作られたドライフラワーなどを販売しています。色と香りを閉じ込めた空間をお楽しみください。

外とつながりたくなるアイテムも

蒸留ショップには、ガーデナーとしても活躍するスタッフが在籍。厳選したおすすめできるガーデングッズも販売しています。お庭やベランダ・軒先など、身近に外とつながる生活を応援します。

施設概要

【入場料金】 無料
 ※私たちの製品づくりの根源でもある、
「科学のものさしを通して自然の不思議を発見する感動」を、
もっと気軽にたくさんの方に体験していただくため、
2023年11月3日(祝)から「森の工舎」の入場料を無料に改定いたしました。
(年間パスポートをお持ちの方は、森の工舎の受付カウンターにご持参ください。)

【営業時間】 10:00~16:00(蒸留カフェL.O.15:30)
 ※常設ワークショップの最終受付は15:30
 (※2024年2月より営業時間を変更いたしました。) 

 

【定休日】 水・木(祝日の場合は営業) ※年末年始休み

設立にかける想い

廃校当時の旧虎杖中学校(2013年)

廃校を、未来へとつづく “学び舎” に
― 北海道白老町の方々と協力し、 共に歩むこと10年…

私たちが心から魅了されたこの土地で、大好きな自然科学という分野を通じて地域に恩返しがしたい、企業として社会に果たすべき役割を考えながら地域と一緒に新たな文化を育てていきたい。ナチュラルサイエンスとナチュラルアイランドの新しい取り組みは、そんな想いから生まれました。

廃校当時の旧虎杖中学校(2013年)

森の工舎は、必要な工事以外は、校舎の雰囲気をそのままに残しています。そんな設計ができたのも、校舎に落書きひとつなく、校具も丁寧に扱われてきたからこそ。
何代にもわたり人々に愛されてきた地域の学び舎を大切に活用するために、私たちは地元の方々とワークショップや清掃活動等で理解を深め合ってきました。そうして、10年の歳月をかけて再び人々が集う場へと息を吹き返したのです。

環境や社会への取組み

廃校当時の旧虎杖中学校(2013年)

森の工舎では、既存校舎の再生をはじめ、中古品や廃品を積極的に活用し、環境も思い出も大切にした施設づくりを行っています。捨てられる蛍光灯でつくった照明器具、学校で使われてきた机や椅子、黒板など、施設の至る所で再生品を使用。有事の際は地域の避難所として活用いただける防災機能も整備しています。
またリノベーション工事で気密性を高め暖房効率を向上。エネルギー使用の削減にも努めています。

代表メッセージ

子どもも大人も安心して使うことのできる低刺激スキンケア製品をつくりはじめて25年。理想の水を探し求めて、ようやく辿りついた場所が北海道白老町虎杖浜でした。

日本有数の透明度を誇る倶多楽湖の水、ここにしか育たない植物、それらを取り巻く土壌や空気。妥協を一切許さないナチュラルサイエンスの品質は、社名のごとく自然がもたらすどこまでも雄大なパワーと、お医者さま・生産者さまをはじめとする多くの方々の知識や知恵を集結した科学の力で成り立っています。開発から製造・販売まで一貫したモノづくりにこだわり、良いものはたくさんの人にシェアをして暮らしの中に笑顔を増やす。ナチュラルサイエンス・ナチュラルアイランドの原点にはそんな想いがあります。

一方で、北海道白老町と出会ってからは、スキンケアという枠を超えて、私たちがもっとできること、すべきことがあるのではないかと考えるようになりました。そこで、2018年にフラッグシップ施設としてナチュの森をオープン。まちに開かれたファクトリーをつくり、体の内から健康になれるようなカフェ・レストラン、ハーブスパ、溶岩浴、ヨガスタジオも内包しました。
そして今回、10年の構想期間を経て2022年12月に「自然と科学のミュージアム 森の工舎」が新しく仲間入りしました。
旧虎杖中学校をリノベーションして誕生した本施設は、校舎としての思い出を大切に守りながら、訪れた人が”あそびや実験を通じて不思議を突き止める科学のワクワク・ドキドキ”を体験することのできるミュージアムを目指して「森の工舎」と名づけられました。

この場所を通じて、未来を担う子どもたちや地域のみなさんの笑顔を増やし、この土地に恩返しをすることができれば、私たちにとってこんなに嬉しいことはありません。

株式会社ナチュラルサイエンス
株式会社ナチュラルアイランド
代表取締役 小松令以子

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